成年後見制度
私の担当する利用者さんの中に後見人がついている方は数名いらっしゃいます。
本日、ある後見人さんがいつものように今月の担当利用者さんと面会され、通帳のコピーを
お渡ししました。
その際に、利用者さんの最近のご様子お話しをしていると、ついつい話が長くなってしまうことはよくあることで、今日もそんな感じで楽しくお話しをさせていただいていました。
そしたらなんと、その後見人さん、「著書をだして、アマゾンではランキング51位になったのでぜひチェックしてください。」
思わず、
「すごいですね!!チェックさせていただきます!!」
言っちゃいました。。。
でも
チェックしてみると、おもしろそうなので紹介します。
後見人さんを必要とされる方は多く、今後も増えてくるであろうと思っています。
施設で勤務するよになって以前にもましてそう思うようになりました。
その著書には以下のような内容が書かれています。
① 後見人は、法律行為だけでなく事実行為にも積極的に関与すべきである。
② 医療行為の同意書にも緊急時にはサインすべきだし、施設入所契約等の保証人にもやむえない場合にはなるべきである。
③ 役人の冷たい態度に憤りを感じる。
④ 家庭裁判所は、福祉職より法律職を優遇している。
①と②に関してはそうあってもらえればうれしいという、私の希望があり、「うんうん。」とうなずきたい気持ちです。
しかし、なかなか現実には難しいのだろうなとも感じています。
③と④に関しては私の知識不足があり、私なりの見解になりますが、
③は成年後見人申し立てをするのにややこしい手続きが必要で時間がかかり、なかなか成立しないケースが思い出されました。
④は著書を読み進めると、被後見人の財産が潤沢な案件は弁護士さん、その次にいい案件が司法書士さん、社会福祉士さんや精神保健福祉士さんには財産状況の極めて貧しい案件しか回らないという現状があるそうです。
④については全くしらなかったことで、驚きました。
①~④のようなことを施設職員の立場ではなく、後見人さんの立場からもそう思っていてくれていることになんだか喜びを感じました。
私も、もっと成年後見人制度について知識を深めなくてはいけないなと感じました。
参考図書 「おひとりさまが死ぬまで自立して生きるための本」
榊原 秀剛 著