2013.02.11
記録の大切さ
少し前、久しぶりに面会に来られたある家族様と利用者様の最近の状況についてお話している中で、PCから申し送りをプリントアウトして差し上げた事がある。家族様は、とても喜んでくださり、「よく状況が分かります。有難う。」のお言葉を頂いた。これは、現場の職員が、日々の様子をしっかり入力してくれたおかげである。
記録・・・前文で紹介したように、家族様に利用者様の様子をお知らせするにも必要であろう。また、各専門職がチームケアをする中で他職種が情報を共有する為に、とても重要な役割をもつものである。
私達ケアマネは、利用者様のケアプランを作成する中で、それぞれの記録から、利用者様の全体像を把握し、そこから、その方に今何が必要か?どんな方法が考えられるか?等を見極めなければならない。
利用者様のバイタル・体重・普段と違う様子はもちろんの事、レクレーション・クラブ活動の参加の様子、リハビリの参加等々、生活の記録をしっかり残す事は、施設ケアをしていく中で本当に大きな意味を持つと思う。
さらに、その意味は、利用者様だけに限らず、私達自身の為にも重要な意味をもつ事を忘れてはならないと思う。ケアは、形として残るものではない。
自分達がどのようなケアを提供したかという事実を正確にかつ詳細に残すーこれは、自分達を守る為にも非常に重要ではないだろうか。
今週から、看取り指針についての研修が始まるが、看取りをする中でも一瞬々の詳細な記録が求められる。
私達は、今一度、記録の重要性を再認識し、適確な記述ができているか?自問自答する必要があるのではないだろうか?