電子マニュアル②
現在弘済院第一特養では、マニュアルの電子化を進めています。
紙媒体からただ単純にデータとして残すのではなく、手軽に職員が見られるように、ネットを介して情報を得られるシステムを採用しています。
写真と共に内容が書かれているので分かりやすい
しかもいつでもマニュアルを確認出来るので便利です
新人さんが来ても心強い味方になってくれますね
今回はそんな電子マニュアルから1つを抜粋してご紹介しましょう
こちらは『杖歩行の介助』でございます
介助前の確認
1.杖の長さが本人に適しているか確認する。
肘を少し曲げた状態(30°)で杖をつかむ位置が大転子あたりの高さ。
2.杖の底にあるゴムがすり減っていないかを確認する。
立ち上がっている利用者様に杖を渡す
介助者は本人の患側に立ち、ご本人の健側に杖を持って頂く。
患側:麻痺などで動きにくくなっている体側。
健側:患側に対し動かしやすい体側。
利用者様の体を支える
介助者は患側に立ったまま、手を軽く握り脇に手を差し込んで体を支える。
利用者様に歩行方法の確認をする
二動作歩行や三動作歩行の声かけを行なう。
二動作歩行:杖と患側を同時に出し、その後健側を出す2回の動作による歩行。
三動作歩行:杖を出し、患側を出し、健側を出す3回の動作による歩行。
歩行を開始する
実際に歩き始める時は本人の患側後方に立ち、本人の出した足と同じ足を出しながらペースを合わして歩いて行く。
この時急がせずに、利用者のペースにあった介助・誘導を行なう。
解説
杖歩行は利用者の状態によって介助量が大きく異なる。一部介助が必要な場合でも、日常生活で介助歩行の機会が増えることによって活動性が向上し、歩行能力の改善に繋がる。そのため適切な介助量で歩行の機会を提供することにより、利用者の今後の能力が大きく違ってくる。より安全で適切な介護の提供が求められる。
杖歩行は転倒リスクも高く、介助の方法によっては骨折などの重要な事故に繋がりかねない点に留意が必要。
介助の基本にあるのは、利用者の残存能力と本人の能力の開発により自立生活を営むための支援である。そのため正しい介護技術の選択と事故防止が重要な介護行為であるといえる。
……こんな感じです。
実際はTeachmeというサイトのマニュアル作成システムを使っているので、もう少し見やすくなってます。
二回目になりました今回、どうでしょう。
懲りずにまた載せますよ
投稿者:津田 隆一郎