2015.08.10
老いを考える2
ここ1ヶ月の中で、担当利用者様の何人かが、お食事を召し上がる事が厳しくなられた。
ミキサー食(液状)でも、なかなか飲み込めない。暫くして、吐いてしまう。水分もなかなかとれない。
診療所の医師、看護師に診てもらい、経口が困難なら、点滴施行となる。口から栄養をとれなくなると、体力は、いやおうなく落ちていく・・・
これが、老い? 老いるということ?
食べれなくなって、改善しなければ、入院。私の机の背中側に入院を記載する白板がある。
今月になって、入院者のネームマグネットを貼る事が、多くなった。自然と気持ちはブルーになる。
100歳以上の方もいらっしゃる高齢者施設。ちょっとした事が命を縮める事に繋がる。このうだる暑さの中・・・
改めて、気持ちを引き締めて利用者様に向かい合っていかなければと思う。
車で1時間半程の所に姑が一人で暮らしている。ヘルパーさんに助けてもらいながら何とか在宅生活を送っている。今のところ、家族として、2週間に1回、顔を見にいっている。
行くと、一緒にランチに出かける。お寿司、中華、時には、お肉・・・よく食べる。
「今度、○○のイタリアン行きましょう。」と食べながら、誘ってくれる。そんな様子を目の当たりにし、「まだ、この生活で大丈夫」と思う私であったが・・・
先日、姑が、「そっち(私たちの家の近く)に行った方がいいと思うけど、お友達と離れるのがやっぱり嫌や!!」
一人暮らしの不安な気持ちと環境が変わる不安が交差して、決められないでいる様子。
でも、一人暮らしの不安が母の中に溢れてきたという事は、私たちも一緒に考えていかなくては・・・と
明日から、お休みを頂いて、地方にいる私の両親の顔を見に行く。遠隔地の両親の介護・・・
これも、大きな私の宿題である。