この世の中で一番
「この世の中で一番
美しい名前　それはおかあさん
この世の中で一番
やさしい心　それはおかあさん

おかあさん　おかあさん
悲しく愉しく　また悲しく
なんども　くりかえす
ああ　おかあさん」
サトウハチローさんの詩です。

私のおかあさんは、私が物心ついた頃には、父の仕事を手伝い忙しい日々を送っていました。父はその日の気分次第で、仕事が大変な時はとても短気になり近づきがたい存在でした。（今なら理解出来ますが･･･）おかあさんはどんなに忙しくても疲れていても、やさしく温かく見守ってくれていました。

そのおかあさんも高齢になり一人での生活が厳しく、私の姉が中心となり気にかけてくれています。休みの日に一緒に過ごしたり、連休を頂けたときは泊まりに行き、ゆったりと流れるこの時をとても大切に過ごしています。私の家族には不便をかけていますが･･･。

今まで出来ていたことが徐々に出来なくなり、心細く不安に思う気持ちも伝わってきます。一緒に過ごす中でも、たくさんの事を気づかせてくれます。

こうして通いながら気づかせてくれている思いが、弘済院第１特別養護老人ホームの利用者さまに通じる事も多く、ケアマネとして利用者さまの思いをしっかり受け止めることができるよう、もっと成長していかなければと改めて感じています。