2013.05.04
視点を変えてみては?
夫婦生活を長く続けていると、普段、殆ど会話も無いのだが・・・
車の中、主人がハンドルを握り、私が助手席。夫婦のコミュニケーションがある。
私 「ねえー。最近、トイレに(いつもきれいに使って下さり有り難うございます。)って書いてあるよね。
(きれいに使って下さい。)じゃないよね。」
「○○しなさい。って言われるより、心に響くって事か・・・」
「人間、駄目、駄目、って言われるより、やっぱり、心地いいもんね。」
私が一人話続けていると、夫が、プッと吹き出す。
私 「なんで、笑うのよー!!」
夫 「僕は、○○が産まれてずっと言い続けているよ。でも、全く、耳を貸そうともせず、○○を怒り続けてたのに・・・
今、気づいた?」
我が家には、息子が2人いる。長男の育児の中で、私は・・・ついつい期待するが故に、多くを求め、いつも、怒ってたなあ~
98点とってきた息子に、「すごいね。」と言わず、-2点の部分を問い詰めていた・・・悪い母親だ!
そんな私に、夫は、「自信を持たせるようにしないと!子供の芽をつんでるとしか思えない!」と・・・
そして、夫婦喧嘩。夫は、ああ言えばこう言う私に、うんざりとばかり、黙ってしまう。
子育ての中で、こんな風景が繰り返されていたように思う。
最近、施設の中でも、ケアの見直しをしていく中で、不適切な対応の指摘ばかりに目を向けているような気がする。もちろん、よりよい施設にする為には必要な事だと思う。しかし、「利用者に、こんな不適切な事していた。」「こんな悪い態度だった。」ばかりでなく、「こんな素敵な言葉掛けしていた。」「こんな温かいケアを見かけた」があってもいいんじゃないかと、ふと思った。
あまいと言われるかもしれないが、少し、視点を変えてみる ことも必要な気がする。