2016.01.24
看取り研修
本日、AM10:30から研修室で「看取り研修」を開催させて頂きました。
今年度としては、10月に続き、2回めの開催。
今回は、昨年11月に一部、改訂した「看取り指針」を参加者で読み合わせ、確認する事に重点を置き、研修をすすめました。
業務が忙しい合間をぬっての参加。夜勤明けの職員が多く、
「尾上さん、眠ってしまったら、どうしよう?」
「大丈夫、看取り指針を音読してもらうから」
なんて、会話から始まったのですが・・・
皆(?)の目はきらきらしていて、真剣さが伝わってきました。
お約束通り、指名して「看取り指針」を読んで頂いた人もいましたが・・・(笑)
でもでも、弘済院第1特養の職員の利用者さんに対する優しい心が見え隠れして、私にとっては、とても嬉しい時間でした。
私が、「看取り研修」でいつも訴えかけている事があります。
「振り返り」の大切さです。
死を看取ることは苦しいことですが、死にゆく人は、残された私達に多くのメッセージを伝えてくれます。それは、私達の大きな宝となり、そして、必ず、次に繋がっていくと思います。
体験を重ねていくことで、よりよいケアが構築できる!!私は、確信しています。
ケアの語源には、「死にゆく人から学ぶ」という意味があるそうです。
まさに、私たちは、「看取りケア」を実践する事によって、多くの学びを得ているのではないでしょうか。
本日の「看取り研修」は、今回取り上げさせて頂いたKさんの好きだった曲「ふるさと」の流れる中、看取らせて頂いた利用者さんへの黙祷で終わりました。