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2015.05.31

特養におけるリスクマネジメント

川見です。土曜日更新の予定でしたが、1日遅れました(>_<)

タイトルにある「リスクマネジメント」という言葉自体は福祉・介護の業界のみならず様々な業界でよく耳にする言葉だと思います。言葉の主な意味は、損失や危険性の回避または低減・軽減を図る組織的な管理・運営手法、といったところでしょうか。

高齢者施設・特養におけるリスクマネジメントってどんな事?特養にはどんな危険性があるの?例えば、利用者様の転倒の危険性。食べ物や飲み物(唾液も含む)が気管に入ってしまう誤嚥性肺炎。終日ベッド上で過ごすなどで引き起こされる廃用症候群。利用者様の介護・ケアの面だけでなく、事業運営で大きな損失が生じるなどの経営不振や、昨日の異常震域にもあるような地震や火災などによる災害発生の危険…と、様々な場面で起こりえるリスクに対処することが求められます。

その中の地震による災害発生の危険について。弘済院第1特養は大阪の吹田市の中で、どちらかといえば標高の高い地域にあります。なので、地震発生時の津波による被害の危険性は少ないと推測ができます。施設の周りは住宅地ですので土砂崩れの心配もなさそうです。ですが、地震によって火災が発生する可能性は否めません。
では、このようなリスクが万が一発生した際はどのような対処を取るのか。吹田の特養のみならず全国の福祉施設・介護事業所でも行っている「防災訓練」を、弘済院第1特養では「地震想定」や「夜間想定」といった場面を想定して、緊張感を持って訓練を行っています。

今月行われた訓練の様子の一部をご紹介。
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見た目が大事! ではなくて、できる限りリアルな訓練しています。

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防災訓練が終われば、訓練内容の総括を行います。緊張感を持って取り組んだ様子が写真からも伝わります。

地震・災害を含む様々な事故は起こらない方がもちろんいいのですが、リスク・可能性はゼロにはできません。もしもの場合に備えて訓練をしたり、日頃から想定して事故の度合いを最小限に食い止めるよう努めることが、今私たちにできること、大切なことだと思います。