わかち合う心がないと・・・
「 一人々が それぞれが 生きているようにみえて、 その奥底で、わかち合う心を求めている」
以前、新聞でこんなセンテンスを目にし、「その通りだ」と強く共感した。
人はけっして1人では生きていけない。
「私は、1人で頑張る!」なんて大見得きってみても、その心の奥底では、わかち合う心を求めているのではないだろうか?
「誰の助けもいらない」「自分ひとりでやって見せる」 と、思う時も確かにある。しかし、それも 見守っていてくれる人達が居てこそではないだろうか?
先日、 ユニット会議に参加し、改めて、仲間(チーム)の大切さを痛感した。
ユニットリーダーを中心に会議は進行する中、4月に入職した若い職員、介護経験豊かな職員、正職、非常勤の立場、角度から、忌憚のない意見、発言が飛び交う。
細かい事では、排泄のチェック表の記録について、口腔ケア用のコップの置き場所、そして、入所者の方々の楽しみとは何ぞや・・・まで話題は広がり、あっという間に時間が経過した。
私は、その中に居て、とても嬉しかった。この仲間(チーム)の中で、仕事ができる事・・・
様々な職種が同じ所で共同して仕事をする施設においては、チームケアの大切さを忘れてはいけないと思う。入所者の方々のよりよい支援は、その支援に関わるメンバーが互いに信頼し合わなければ、生まれないのではないだろうか?
メンバーそれぞれの専門職としての力量を知り、それぞれを1人の人間として知り、いい意味で高め合う。
そうしていく事が、チームの信頼関係の構築に繋がる。私は、そう信じる。
そして、このメンバー(仲間)となら、同じ目標に向かって進んでいけると・・・
チームは、少しずつだが、確実に前進している。
メンバー1人ひとりが、わかち合う心を 互いに持ち、信頼関係をより強いものに、これからもしていきたい。