2012.12.21
人 対 人 の関係
「 感想文書くの久しぶりですぅ~ 」
そう言ったのは事務員Yさん。
余暇時間に執筆活動をしている利用者Aさんがいるのですが、
その方の小説を読んで感想文を渡す、と約束をしたそうです。
小説のジャンルは、サスペンスや恋愛ものなど幅広くあり、
受け取ったのはサスペンス小説。
Yさんが仕上げた感想文は、今日の夕食後に渡したそうです。
渡しに行く前のYさんの初々しい笑顔が印象的でした。
今朝、事務所のカウンターへ利用者Bさんが来られました。
要件を伺おうと、素早く近寄った僕には目もくれず、
事務員Sさんを手招きしました。
Bさんは、Sさんに頼み事をすると決めていたんでしょう。
Bさんがカウンターの上に置いたのは何十枚もの年賀状でした。
半身麻痺があるBさん、利き手とは逆の手で書いた年賀状。
Sさん「今日ポストに入れますね」と、温かい笑顔で年賀状を受け取っていました。
何てことない日常の一コマと言えばそうなんでしょうが、
「施設の職員 対 利用者」という感じではなく、
自然に相手を思いやっている様子と言いましょうか、
事務員さんも「人 対 人」の関係を築いていると感じ、
とても嬉しかったです。
寒くなってきました。もう今年も残すところわずかですね。
ノロウイルスなども流行っているので、手洗いうがいをしっかりして、
元気に新年を迎えたいですね。